韓国学中央研究院・国際交流処の海外韓国学支援室では、2023年12月20日(水)午前10時に文衡館・大会議室で「第180回海外韓国学コロキウム」を開催した。今回のコロキウムは、2023年度の本院フェローシップ受益者であるキム・ジヨン教授(The City University of New York)と博士課程修了者のIris Kim氏(Columbia University)が訪韓研究の結果を発表する場となった。

キム・ジヨン教授は、「Parasitic Liberation: Kim Malbong’s Novel and Women’s Movement under the US Military Occupation」をテーマに発表を行い、キム・マルボンの小説をもとに解放期と南北政府の樹立初期の急変する冷戦秩序の中において韓国文学が模索した脱植民的・脱冷戦的な意味を考察した。Iris Kim先生は、「Remapping Separated Families in East Asia, 1945~1970s」をテーマに発表を行い、1945年から1970年代までの間に韓国や日本、そして北朝鮮の間で繰り広げられた離散家族という現象を文学やさまざまな媒体を通して分析した。

今回のコロキウムには、多くの研究者や大学院生が参加し、さまざまな意見交換を行った。海外韓国学支援室は、これからも国内外の研究者同士が触れ合う場を設けていく考えだ。