Title 2023年モロッコの教科書専門家を招待し韓国文化研修
Date 2023-11-21 Views 428
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韓国学中央研究院・国際交流処の韓国理解プロジェクト事業室では、2023年10月24日(火)から10月30日(月)までの6泊7日にわたって「モロッコ教科書専門家招待・韓国文化研修」を開催した。今回の研修には、モロッコの国立教育・幼児教育・スポーツ省の教科書担当者と歴史・地理教科書の執筆者、奨学官など計4人が参加した。

 

10月25日と10月26日の2日間のセミナーと講演を通じて、参加者らは、韓国とモロッコの教育・教科書制度を互いに紹介した後、モロッコの歴史・地理・経済教科書における韓国に関する記述の傾向を確認し、今後モロッコの教科書における韓国に関する記述を拡大するための方策について話し合った。また、韓国の経済・歴史・文化・対外関係など多彩なテーマの講演を通じて、韓国についての多角的な理解を図った。

 

その後の3泊4日の日程で、研修参加者らは、水原、釜山、慶州、ソウルを訪問し、韓国の美しい秋景色を楽しみながら韓国についてのさまざまな情報を収集し、韓国文化を体験した。水原と慶州では、ユネスコの世界遺産に指定されている水原華城、仏国寺、石窟庵などを訪れ、韓国の文化遺産の価値やそれにまつわるさまざまな歴史的背景についての理解を深めた。参加者らから最も関心が寄せられた都市・釜山では、釜山港広報館を訪れ、2030年国際博覧会の候補地として釜山の世界・経済的な価値を垣間見た。続いて国連記念公園を訪問して韓国戦争に参加したモロッコの戦死者たちを追悼し、彼らについての歴史的記憶の共有が両国において継続されることを祈った。日程の最終日には、ソウルで曹渓寺、景福宮、光化門、仁寺洞などを訪問し、伝統と現代が共存するソウルならではの趣を味わいながら、キムチ作りを体験するなど、韓国の文化を体験した。

 

今回の研修をきっかけに、参加者らは、韓国とモロッコの両国の教育と教科書についての理解を深めたほか、モロッコの教科書における韓国に関する記述を拡大するための方策について話し合い、計画を立てることができた。さらに、今回の研修で形成された「教育」と「韓国」という共通の関心事に基づいて、韓国学中央研究院とモロッコの教育関連省庁は、積極的な交流・協力関係を維持していく計画である。

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