韓国学中央研究院・国際交流処の海外韓国学支援室は、2025年5月22日(木)にウェスティン朝鮮ソウルで「第104回ソキエタス・コリアナ講演会」を開催した。今回の講演会では、パク・ヒョンヒ教授(City University of New York, John Jay College and the CUNY Graduate Center)が、「Soju in a Global Historical Context: Cross-Cultural Exchanges and the Trajectory of Korea’s Distilled Liquor」をテーマに、韓国の焼酎(ソジュ)が近年グローバル市場に定着するまでの歴史的・文化的コンテクストを考察する講演を行った。
パク教授は、高麗時代における蒸留技術の伝来から、朝鮮時代における地域化、そして現代におけるグローバル化に至るまでのソジュの変遷を幅広く紹介した。参加者らは、ソジュが持つ独自の特徴に高い関心を示したほか、講演後の質疑応答では、ソジュの象徴的意味や地域ごとの特色、製造法の違いなどについて質問するなど、ソジュの歴史的・文化的変遷に強い好奇心を示した。
講演内容は、ソキエタス・コリアナのYouTubeチャンネルにアップロードされる予定である。
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