韓国学中央研究院の国際交流処海外韓国学支援室は、２０１９年９月２日(月)から２０１９年１２月３０日(金)まで16週にわたって「第１回漢文研修フェローシップ」を開催した。漢文研修フェローシップは、海外の大学で韓国学を専攻する学部３∼４年生及び修士・博士課程の学生を対象に、海外における次世代の韓国学者の漢文能力を引き上げるため、今年初めて実施された。初めての試みであるにも関わらず多くの志望者が集まり高い競争率を見せ、海外における漢文教育に対する高い関心と需要をうかがい知ることできる。

全世界７カ国で選抜された７名を対象に、啓蒙編、孟子、三国遺史の３科目を編成、実力のある講師陣を招聘して、月・水・金曜の午前に３時間ずつ集中的に漢文教育を実施することにより、漢文に初めて触れる外国人留学生らの能力も大きく向上した。また韓国の政治・経済・社会・文化・暮らしについて理解するため、韓国学大学院の秋季学術セミナに同行するなど、韓国学大学院の韓国人学生と外国人学生との交流の機会も設けた。

２０２０年は、第２回と第３回の２回にわたって、漢文研修フェローシップが運営される予定だ。