韓国学中央研究院-インド国立教育研究訓練院(National Council of Educational Research Training,以下、NCERT)は、韓国とインドの教科書及び教育協力のためのワークショップを2019年12月19日(木)から12月20日(金)までの2日間、ニューデリーにあるインドＮＣＥＲＴにおいて開催した。

このワークショップは、2017年6月に韓国学中央研究院とインドのＮＣＥＲＴが締結したＭＯＵに対する後続措置として駐インド大韓民国大使館の後援により開催され、4つの分科(カリキュラム及び教科書の開発、ＩＣＴ教育、職業教育、特殊教育)に分けて催された。4つの分野のワークショップを実施するため、本院とは別途に業務協約を締結した韓国の専門教育機関(韓国教育学術情報院、韓国職業能力開発院、国立特殊教育院)の関係者らも参加した。

本院は、4つの分野のうち「カリキュラム及び教科書の開発」に参加、2018年話し合った内容の実施状況を確認し、今後の推進日程について協議を行った。その結果、韓国‐インドが協同で副教材の開発し、両国の文化的な本質に迫る資料の翻訳及びその紹介、教科書に記される両国についての記述内容の検討について実務的な協議を行った。

今回のワークショップは、両国の教科書及び教育協力について、継続的な発展可能性を探る方向で進められた。特にインドの教科書の全面的な改訂期日が迫っているため、インドの教科書に収録されている韓国のイメージを引き上げるコンテンツの提供について実務的な話し合いがなされた。今回のワークショップで得られた成果をもとに、本院は韓国教育部及び駐インド韓国大使館と緊密に協力して、インドの教科書における韓国関連の記述を拡大し、インドにおける韓国のイメージを引き上げ、両国の相互理解の増進に努めていく計画である。