韓国学中央研究院・国際交流処の海外韓国学支援室では、2023年7月5日(水)に韓国プレスセンターで「第96回ソキエタス・コリアナ講演会」を開催した。今回の講演会でWayne Patterson(St. Norbert College)名誉教授は、「In the Service of His Korean Majesty: William Nelson Lovatt, the Pusan Customs, and Sino-Korean Relations」をテーマに、初代釜山海関長のウィリアム・ネルソン・ラヴァットにまつわる物語を紹介した。
ウェイン・パターソン教授は、最近公開されたウィリアム・ネルソン・ラヴァットのプライベートな文書をもとに、ウィリアム・ネルソン・ラヴァットの初の西洋人家族としての暮らし、初期の韓国税関サービスの運営、“開港期”における韓国の状況、そして、当時における中国との関係について説明した。駐韓外交官や外国人研究者などさまざまな参加者は、今回の講演を通じて、中国と韓国の外交政策がどのように変化してきたのかについて学ぶことができた。
駐韓外交官や外国人研究者など参加者は、今回の講演を通じて、国際連合で行われている強制失踪の防止に向けたさまざまな取り組みについて学び、韓国による強制失踪防止条約の批准の意味について考えを深めた。参加者たちは、講演後の質疑応答でさまざまな意見を共有した。講演内容は、ソキエタス・コリアナのYouTubeチャンネルにアップロードされる予定である。
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