韓国学中央研究院・国際交流処の韓国理解プロジェクト事業室では、2021年5月25日（火）から5月28日（金）までの4日間にわたって「コートジボワール教科書専門家オンライン韓国文化研修」を開催した。今回の研修は、コロナ禍の長期化により招待が難しい状況のため、非対面での開催となった。

オンラインプラットフォームのZoomを活用し、5月25～26日にはセミナーが、27～28日には韓国に関する講演が行われた。4日間のセミナーと講演には、コートジボワール教育部の関係者や教師など4人が参加し、韓国に対する高い関心を示した。

韓国理解プロジェクト事業室の研究員を含む韓国側の発表者らとコートジボワールの教育・教科書専門家らは、今回の教科書セミナーを通して、両国の教育課程や教科書に関する制度、教科書の制作過程、歴史・地理授業の状況、教師の教授法に対する支援、コートジボワールの教科書で紹介できる韓国に関する内容、両国の友好関係の継続・発展などについて話し合った。

韓国に関する講演は、韓国の経済発展過程、人文地理学的特性および都市の変遷史、文化や宗教に関する見聞を広める機会となった。コートジボワール側の参加者は、積極的に質問するなど大きな関心を示し、韓国について多くのことを学んだ有意義な時間となったと強調した。

コートジボワール側の参加者らとは、オンラインで行われた韓国文化研修への参加をきっかけに、教科書や韓国の理解に役立つ資料などを共有し、今後も両国の理解増進に向けた取り組みを継続的に実施することにした。