韓国学中央研究院・国際交流処の海外韓国学支援室では、2020年11月30日（月）から12月18日（金）までの3週間にわたって第29回韓国文化講座を開催しました。今年は新型コロナウイルスの影響により海外の大学で韓国学を専攻する外国人学部生たちが韓国を訪問することができなかったため、オンラインミーティングシステムを通じてリアルタイム韓国語授業、オンライン韓国学講座を中心にプログラムを運営しました。

韓国文化講座は、毎年世界各国から約25名の参加者を選抜して開催していますが、今年はオンラインプログラムというメリットを活かして計34ヶ国40名の参加者での開催となりました。

リアルタイム韓国語授業は、各国の時差を考慮し、3つのクラスに分けて参加者のレベルに合わせて充実した内容で行われました。毎日午前9時（アジア・南米）、午後2時（東欧・中東）、午後4時（西欧）に世界各国の参加者がそれぞれ授業に参加し、韓国にいる韓国語先生の指導のもと、体系的な教育を受けました。

韓国学講座は、韓国の歴史、経済、映画、K-POP、国楽、料理など、多彩で興味深いテーマで行われました。分野ごとに専門家を招き入れて講座を収録し、オンライン教育サイトに当該講座をアップロードすれば、韓国学講座の参加者が各講座を受講する形で行われました。

2020年は、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大という困難にもかかわらず、オンラインで韓国語授業や韓国学講座を提供することで海外で韓国文化の理解に励んでいる大学生たちの期待に応えられたら幸いです。