Title 第10回世界韓国学大会
Date 2020-11-30 Views 246
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世界の韓国学者の大祝典と言える世界韓国学大会が、2020年10月22日(木)韓国学中央研究院で開催された。2002年の第1回大会を皮切りに、今年で第10回を迎えた世界韓国学大会は、世界各地で活動している韓国学研究者が参加した中、最新の研究成果が大挙発表された。

 

当初、8月31日から9月2日の日程でドイツのベルリン自由大学で大会を開催する計画だったが、世界全域に拡大している新型コロナウイルス感染症により、韓国で開催することとなった。以前の大会と同じレベルの大規模学術大会は難しいのではないかという見通しもあったが、参加者の熱意に支えられ、人文、社会、文化、芸術など30のパネル約120編の論文が発表された。

 

今回の大会は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために、初めてビデオ会議システムを利用したオン・オフライン並行発表が行われた。韓国の発表者の中には、韓国学中央研究院に設けられた発表場で発表した場合もあったが、多数の発表者はアジア、ヨーロッパ、アメリカ、オセアニアなど居住地域でオンライン発表を行った。発表者のほか、観客も事前申請により320人余りがリアルタイムでオンラインビデオ会議システムに接続して発表を視聴した。

 

参加者は、予期せぬ新型コロナウイルス感染症という制約にもかかわらず、お互いの発表を励まし合ったり、今後につながる研究計画と日程を決めるなど、普段と変わらない研究に対する情熱を見せた。2022年に開催される第11回世界韓国学大会は、文字通り、世界の韓国学者が一堂に集まる大規模な学術大会となることを期待する。

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